菓子パンといえば、食品添加物のオンパレード。何年も食べていないという方も多いのではないでしょうか?
かくいう私は、菓子パンのエンタメ感がたまらなく大好きなのにも関わらず、一年と通して口に入れることはほぼほぼないです。
(完全栄養食のベースブレッドはよく食べるのですが…あれは菓子パンではないですよね?)
とはいえ、スーパーやコンビニで多種多様な菓子パンを目にすると、その香りや華やかな見た目につい手が伸びそうになること、ありませんか?
チョコやクリームたっぷりのもの、期間限定の新作など、どれも魅力的で私たちの食欲をそそります。
しかし、その一方で多くの添加物が使われていることも否めず、健康志向の方から敬遠されがちというのが現状かもしれません。
こちらの記事では、市販で購入できる、添加物少なめの菓子パンのおすすめをいくつかご紹介いたします!
菓子パンは体に悪い?
糖質・カロリー過多になりやすい
砂糖やクリーム、チョコレートなどがふんだんに使われ、糖質とカロリーが高めになりがちです。食べ過ぎると血糖値の急上昇を招き、肥満や生活習慣病のリスクにつながります。
食品添加物が多用されている場合がある
甘味料や保存料、香料など、さまざまな食品添加物が含まれていることが少なくありません。過度な摂取はアレルギー症状の悪化や体への負担となる可能性があります。
栄養バランスが偏りやすい
菓子パンは、炭水化物や脂質がメインとなり、ビタミンやミネラル、たんぱく質などが不足しがちです。栄養バランスが偏ると、疲労感や集中力の低下、免疫力の低下などのデメリットが生じます。
血糖値スパイク(急上昇・急降下)を招きやすい
高GI食品である菓子パンを食べると血糖値が急上昇し、その後急降下するため、空腹感が早く戻り、眠気やイライラといった弊害が出やすいです。
胃腸への負担や肌トラブルの原因になることも
油分の多い菓子パンを大量に摂ると、胃もたれや腸内環境の乱れ、さらには肌荒れやニキビなどのトラブルが増える可能性があります。
すこし注意が必要なパンについて
丸ごとソーセージ
特徴: パン生地にソーセージが1本丸ごと包まれている人気商品。
添加物が多くなる理由:
- ソーセージ加工時の添加物:発色剤(亜硝酸Na)や保存料など、ソーセージ自体を加工・保存するための添加物が使われることが多いです。
- パン生地の品質維持:パンがふんわりと柔らかい食感を保つために、乳化剤やイーストフード、pH調整剤などが使用される場合があります。
- 風味付け・香り付け:フレーバーオイルや香料などで、より食欲をそそる風味を出すために、添加物が増えることがあります。
スイスロール系(クリームロール系)
特徴: スポンジ生地やパン生地を渦巻き状に巻き込んで、クリームを詰めたタイプの甘い菓子パン。
添加物が多くなる理由:
- クリーム部分の安定化:なめらかな口当たりを維持するため、増粘多糖類や乳化剤などが使われやすいです。
- 日持ちの延長:保存料、酸化防止剤などを使うことで、しっとりした食感を保ちながら賞味期限を長めに設定することが一般的です。
- 合成着色料や香料の使用:チョコレート味、苺味など、風味や色を強調するために、人工の着色料・香料を加える場合も多いです。
チョコチップスナック/チョココロネなどチョコ系菓子パン
特徴: 生地にチョコチップを混ぜ込んだり、中にクリームチョコを入れたりした甘さの強いパン。
添加物が多くなる理由:
- チョコの安定と風味強化:チョコレート風味を強調するために香料を使用するほか、乳化剤などでチョコと生地をなめらかに仕上げています。
- 保存性の向上:チョコ部分が油脂を含むため、酸化防止剤が使われるケースがあります。
ランチパック系(総菜パンやクリーム入りサンド)
特徴: パンを耳まで切り落とし、具材を挟んだ状態で密着させている携帯性重視の菓子パン・総菜パン。
添加物が多くなる理由:
- パン生地の柔らかさと見た目の維持:耳まで切り落としているため形が崩れやすく、品質保持や柔らかさの維持のためにイーストフードやpH調整剤が使われやすいです。
- 具材の加工・保存:中に挟むクリームやハム、卵なども長期保存を想定するため、保存料や酸化防止剤、発色剤などが含まれる場合があります。
・・・とはいえ食べたい!菓子パンを選ぶ時の注意点やポイント
1. 原材料表示をチェックする
・添加物の多さを確認する。
・パン生地の原材料はもちろん、クリームやフィリング(中身)にどのような添加物が含まれているかをチェックしましょう。
・表示がシンプルなほど安心です。原材料の表示が長く、聞きなれない名称が並んでいる場合は、添加物が多用されている可能性があります。
2. 賞味期限が極端に長い商品は要注意
・長期保存のために添加物が多用されがちです。
・常温で1週間以上日持ちするような菓子パンは、防腐剤や酸化防止剤などが使われているケースが少なくありません。
・“焼きたて”や“当日消費”が基本のパンとの比較も大切です。
3. シンプルなパンやフィリングを選ぶ
・クリームやチョコレートの入っていないものを選ぶと、余分なカロリーや糖質の摂りすぎを防げます。
・無添加やオーガニック食材を使用しているブランドを探してみましょう。
4. 糖質やカロリーを意識する
・栄養成分表示を確認し、1個あたりの糖質量やカロリーをチェック。
・高GI食品が多いため、菓子パンばかりだと血糖値スパイクの原因にもなります。
5. 適量を守る・食べる頻度をコントロールする
・毎日の習慣にせず、週に1~2回など適度な頻度で楽しむようにしましょう。
・糖質・脂質が多いため、1食分の目安を決めて無理なく楽しむことが大切です。
6. ほかの食事で栄養バランスを整える
・不足しがちな食物繊維、たんぱく質、ビタミン・ミネラルは、サラダやスープ、卵料理、大豆製品などで補給しましょう。
・合わせる飲み物も、砂糖の多い甘いドリンクではなく水や無糖のコーヒー・お茶がおすすめです。
【2025年最新】添加物少なめの菓子パン10選!
セブンイレブン ふんわりメロンパン
原材料:
小麦粉(国内製造)、砂糖、ミックス粉(小麦粉、脱脂粉乳、卵黄粉)マーガリン、液卵、パン酵母、植物油脂、乳等を主要原料とする食品、卵黄加工品、食塩/炭援Ca、膨張剤、香料、V.C
価格:138円
みんな大好きセブンイレブン!比較的、添加物が少なめのメロンパンがあるんです!コンビニのパンの多くには複数の添加物が使用されておりますので、健康を目指したい人であれば避けることがベターです。しかし、どうしても食べたい時がありますよね・・。そんな時にコンビニを選ぶとすれば、セブンイレブンがおすすめです!もちろん商品にもよりますが、他のコンビニと比較して、添加物少なめのパンがいくつか置いてある印象です。
セブンイレブン 7プレミアム たまご蒸しパン
原材料:
砂糖 (国内製造)、全卵、小麦粉、植物油脂、乳等を主要原料とする食品 (脱脂粉乳、牛乳、ホエイパウダー、バターオイル、植物油脂、その他)、卵黄、発酵調味料、生クリーム/膨張剤、香料
価格:108円
砂糖が多く使用されているので、けっしてヘルシーではないのですが、使用されている添加物は最低限!蒸しパンは世代を選ばず人気の菓子パンだと思いますが、お子様のおやつとしても、おすすめです!その他の企業から発売されている蒸しパンには、多くの添加物が使用されておりますので、市販の蒸しパンを購入する際には、セブン一択です。シンプルで美味しいものが一番だ!
セブンイレブン こしあんぱん 1個入
原材料:
小麦粉(国内製造)、赤生あん、砂糖、マーガリン、粉末水飴、卵、還元水飴、乳等を主要原料とする食品、パン酵母、食塩、油脂加工食品、発酵種、寒天、麦芽エキス/V.C、(一部に卵・乳成分・小麦・大豆を含む)
価格:138円
またもやセブンイレブンですが、こちらのあんぱん、なんと、添加物は1種類のみ。なんとなく、クリーム系のパンよりも健康的な気がしており、あんぱんはなんだかずっと好きな存在です。市販で購入できるあんぱんとして、ここまでシンプルな原材料のものは、なかなか見つけられないと思います。
Pasco 国産小麦 ずっしりあんバターフランス
原材料:
つぶあん(国内製造)、小麦粉、バター入りマーガリン、小麦全粒粉、糖類、ショートニング、パン酵母、加工油脂、食塩、醸造酢、発酵風味粉末、モルトエキスパウダー、卵、乳等を主要原料とする食品/加工デンプン、乳化剤、香料、ビタミンC、酸化防止剤(ビタミンE)、着色料(カロチン)
価格:110円
Pascoといえば、余計なものを入れない!でお馴染みですよね!しかしながら、菓子パンシリーズの多くのパンたちには、多くの食品添加物が使用されているのです・・。そんな中でもこちらのあんバターフランスは、添加物少なめの構成となっております!あんことバターの間違えようのない組み合わせで、おいしさは保証されておりますので、ぜひ一度お試しください。
カネ増製菓 低脂肪乳ミルクパン
原材料:
小麦粉(国内製造)、小麦粉調製品(小麦粉、砂糖、脱脂粉乳、ブドウ糖)、ショートニング、低脂肪乳、パン酵母、グラニュー糖、ブドウ糖、全粉乳、ドロマイト(カルシウムマグネシウム含有物)、でん粉(小麦を含む)、食塩、植物油脂(なたね油、大豆油)、イソマルトオリゴ糖シロップ
価格:216円
小さなお子様向け、添加物不使用・トランス脂肪酸フリーのおやつパンです!カルシウムとマグネシウムも含まれておりますが、大人も不足しがちな栄養素なので、成人でも自信を持って、赤ちゃん本舗に向かいましょう!店舗に向かう勇気がない人は、楽天などの通販で買っていただくことをおすすめします!
成城石井 オールバターのジャンボメロンパン
原材料:
小麦粉(国内製造)、砂糖、バター、卵、乳等を主要原料とする食品、イースト、食塩、アセロラパウダー/香料
価格:215円
成城石井のパンには、絶大なる信頼を置いております。。中でも人気なのはメロンパン!ヘルシー思考の人以外の心もおなかも十分に満たしてくれるようなジャンボサイズがたまらないです。個人的に、菓子パンって、言葉を選ばずにいうと、おバカな存在。そこが愛おしいと思っているタイプなので、ジャンボってワードが入るだけで、もう満足度が桁違いなんです。
成城石井 発酵バターのパン・オ・ショコラ
原材料:
小麦粉、発酵バター、チョコレート、砂糖、イースト、全粉乳、小麦グルテン、食塩、卵(フランス製造)/乳化剤、香料、V.C
価格:291円
またもや成城石井から、添加物少なめの美味しいパン!最低限の添加物が3つ使用されておりますが、本当に無駄なものが入っていない!バターでしっとりしたクロワッサン生地に細長いチョコレートが2本入っており、甘さ控えめで小ぶりで、小腹が空いた時のもちょうどいいサイズ感です!リベイクすると、さらに美味しくなりますので、ぜひお試しください!
無印良品 コアラパン
原材料:
小麦粉 (国内製造)、マーガリン、砂糖、果糖ぶどう糖液糖、パン酵母、脱脂粉乳、パン種、食塩、殺菌乳酸菌末/乳化剤、香料、(一部に小麦・乳成分・大豆を含む)
価格:190円
コアラの見た目のかわいいパン。無印で人気の商品ですが、市販のパンの中ではとてもシンプルな原材料で構成されております。しっとりとしていて、ほのかな甘味が素朴で美味しい。小ぶりなサイズなので、朝食にもってこいですね。コアラパンをスライスして、中にクリームやお惣菜を挟むアレンジなんかも楽しめます!
~お取り寄せしちゃお~
LapinNolrくろうさぎ くろうさぎのあんぱん
原材料:
小麦粉(国産)、小麦粉(全粒粉)、ライ麦粉、酵母(レーズン酵母)、塩、小豆、麦芽糖、杏
価格:226円
通販で購入できるオーガニックのパン屋さん。あんぱんには、全粒粉やライ麦がブレンドされており、健康意識の高い人にとてもおすすめ。そして驚くことに、NOお砂糖。麦芽糖、杏で甘味を出しているので、白砂糖をなるべく避けている人は、ぜひ一度お試しあれ!
【URL】https://lapin-noir-online-shop.com/items/5eae0e6851576263105f4379
ヒグマドーナツ FROZEN Doughnuts
(冷凍ドーナッツ)5個入(シュガー、シナモンシュガー、黒豆塩きな粉パウダー付き)
原材料:
小麦粉、牛乳、卵、砂糖、バター、イースト、食塩 / 膨張剤、(一部に小麦・卵・乳成分を含む)
価格:2,180円
無添加で美味しいと評判のヒグマドーナツですが、通販でも購入することができるのです!!個人的にドーナツが大好きで、穴にも埋まりたいほどなのですが、ヒグマドーナツの店舗にも一度行ったことがあり、とっても美味しかった記憶があります◎
そんなドーナツを自宅でも作ることができるとはなんと嬉しい・・!お子様の安全なおやつやもちろん自分へのご褒美として、無添加ドーナツのお取り寄せはいかがでしょうか?
【URL】https://higumastore.thebase.in/items/90724115
まとめ
市販で購入できる「添加物少なめ」の菓子パンを10種類ご紹介しましたが、どれも“できるだけシンプル”を大事にしているのがポイントです。たとえばセブンイレブンのメロンパンやたまご蒸しパン、こしあんぱんは、添加物が必要最低限にとどめられており、コンビニパンでも比較的安心して選びやすい印象。
ほかにも、Pascoのあんバターフランスは定番のおいしさに加え、余計なものを入れない姿勢が好感度大です。
カネ増製菓の低脂肪乳ミルクパンは、お子様向けの設計ながら大人も嬉しいカルシウム&マグネシウム入り。
さらに成城石井のメロンパンやパン・オ・ショコラはバターや発酵バターをふんだんに使い、素材のおいしさで勝負しているところが魅力的ですよね。
無印良品のコアラパンは見た目もかわいく、素朴な甘さでホッと一息つけます。
お取り寄せ派には、砂糖不使用&天然酵母を使ったLapinNolrくろうさぎのあんぱんや、無添加で評判のヒグマドーナツがおすすめ。
いずれも「おいしさ」と「安心感」のバランスを大切にしているので、ちょっとしたご褒美やおやつにぴったりです。ぜひ気になるものからお試ししてみてくださいね。