こんにちは!
みなさんは「チーズ」といったら、どのような種類を頭に思い浮かべるでしょうか?
チーズと一言に言っても、種類が多くありますし、人それぞれ、好みのものや苦手なものがあるでしょう。
チーズはピザやグラタンといったお料理から、日常のおやつやおつまみとしても、オールマイティーな食材です。
本記事では、チーズの種類をまとめ、市販で購入できるおすすめの無添加チーズをいくつかご紹介させていただきますので、ぜひご参考にしてください!
チーズの種類について
チーズはその製造工程からいくつかの種類にわけることができます。
厳密にわけていくと種類が多くなりますので、本記事では大きく3種類にわけてご説明させていただきます!
1. フレッシュチーズ
特徴:熟成させずにすぐ食べられるため、チーズ本来の新鮮な風味が楽しめます。水分が多く、非常に柔らかいテクスチャで、ミルクの風味やさっぱりとした酸味があります。保存期間が短く、サラダや冷たい料理に使うと爽やかなアクセントになります。
食べ方:サラダやカプレーゼ、フルーツと一緒に楽しむのが一般的です。トーストやクラッカーにのせたり、デザートの材料としても使われます。
代表的なチーズ:
- モッツァレラ:なめらかで弾力があり、トマトやバジルと合わせてカプレーゼにすることが多いです。
- リコッタ:ほろほろとした柔らかさがあり、パスタやデザートに使われます。
- カッテージチーズ:低脂肪でヘルシーなチーズ。サラダやフルーツと相性が良いです。
- マスカルポーネ:濃厚でクリーミーなチーズ。ティラミスなどのデザートに使われます。
2. ソフトチーズ
特徴:熟成期間が短めで柔らかいチーズ。表面にカビを育てたもの(白カビチーズ)や、カビを内側に育てたもの(青カビチーズ)、表面を塩水やお酒で洗ったもの(ウォッシュチーズ)があります。味わいはクリーミーでマイルドなものから、個性的な風味が強いものまで幅広いです。ウォッシュチーズは特に強い香りが特徴です。
食べ方:パンにのせたり、ワインのお供に。白カビチーズはフルーティな白ワインと、青カビチーズは甘口ワインと相性が良いです。ウォッシュチーズは肉料理や濃厚なソースに合わせることもあります。
代表的なチーズ:
- カマンベール:白カビチーズの代表で、表面はカビに覆われ、中はとろりとクリーミー。マイルドな味わいです。
- ブリー:カマンベールよりも大きく、より濃厚でクリーミーな風味が特徴。パンやフルーツと一緒に楽しむことが多いです。
- ゴルゴンゾーラ:青カビチーズで、辛口と甘口のタイプがあり、刺激的な塩味とピリッとした風味があります。
- エポワス:ウォッシュチーズの一つで、非常に香りが強く、ねっとりとした舌触りがあります。
3. ハードチーズ
特徴:長期間熟成させて水分を飛ばし、硬くしたチーズ。旨味が凝縮されていて、ナッツのようなコクや深みのある風味が楽しめます。熟成が進むほど味が濃厚になります。削ってパスタにかけたり、料理に風味をプラスする用途が多いです。ハードチーズは保存性も高いのが特徴です。
食べ方:パルミジャーノ・レッジャーノはすりおろしてパスタにかけるのが定番。チェダーはスライスしてサンドイッチに、またグラタンなどの料理にコクを与えるために使われます。
代表的なチーズ:
- パルミジャーノ・レッジャーノ:チーズの王様と呼ばれることもあり、熟成が進むほど濃厚な旨味と結晶のようなシャリシャリ感が楽しめます。
- グラナ・パダーノ:パルミジャーノに似ていますが、風味は少しマイルド。パスタやサラダのトッピングに最適です。
- チェダー:イギリス発祥のチーズで、熟成が進むとシャープな味わいになります。スライスしてサンドイッチにするのが定番。
- ペコリーノ・ロマーノ:羊のミルクから作られた塩味の強いハードチーズで、パスタの仕上げに使われることが多いです。
チーズの栄養について
チーズには栄養がたっぷり含まれております。日々不足しがちな栄養素を補う目的でも、育ち盛りなお子様のおやつとしてもベストチョイスでしょう!
チーズに含まれる栄養素と合わせて、それぞれの栄養素が多く含まれる代表的なチーズもご紹介します。
1. カルシウム
効果:骨や歯の健康をサポートし、骨粗しょう症予防に役立つ
特に多く含まれるチーズ:
- パルミジャーノ・レッジャーノ:長期熟成によってカルシウムが凝縮されています。
- チェダー:しっかりとした硬さがあり、カルシウム含有量が高いです。
- グラナ・パダーノ:ハードチーズとしてカルシウムが豊富です。
2. タンパク質
効果:筋肉の成長や修復、組織の維持をサポート
特に多く含まれるチーズ:
- パルミジャーノ・レッジャーノ:高タンパク質で、アスリートにも人気があります。
- ゴーダ:セミハードチーズで、タンパク質を豊富に含んでいます。
- チェダー:熟成タイプは特にタンパク質が豊富です。
3. ビタミンB群
効果:エネルギー代謝を助け、神経機能の維持や赤血球の生成に役立つ
特に多く含まれるチーズ:
- ブルーチーズ(ゴルゴンゾーラ、ロックフォールなど):発酵過程でビタミンB12が豊富に生成されます。
- チェダー:ビタミンB2とB12が含まれ、エネルギー代謝をサポートします。
4. ビタミンA
効果:目の健康を保ち、免疫機能を強化する
特に多く含まれるチーズ:
- カマンベール:白カビチーズでビタミンAが豊富です。
- ブリー:ビタミンAが多く含まれ、肌や目の健康に良い影響を与えます。
- ゴーダ:ビタミンAを含み、免疫力向上に役立ちます。
5. 脂質
効果:エネルギー源として機能し、脂溶性ビタミンの吸収を助ける
特に多く含まれるチーズ:
- ブルーチーズ(ゴルゴンゾーラ、ロックフォールなど):コクがあり、脂質が多いので濃厚な味わい。
- マスカルポーネ:フレッシュチーズで脂肪分が高く、濃厚な風味があります。
- ブリー:クリーミーな質感で脂質が豊富です。
6. リン
効果:骨や歯の健康を保ち、エネルギー代謝を促進する
特に多く含まれるチーズ:
- パルミジャーノ・レッジャーノ:高いリン含有量があり、骨の健康をサポートします。
- チェダー:骨に必要なリンが豊富です。
7. 亜鉛
効果:免疫機能をサポートし、酵素の働きを助ける
特に多く含まれるチーズ:
- エメンタール:セミハードチーズで亜鉛を含み、免疫力向上に寄与します。
- ゴルゴンゾーラ:亜鉛が含まれ、味覚の健康維持にも役立ちます。
8. ビタミンK2
効果:骨の健康を保ち、骨密度の維持に貢献する
特に多く含まれるチーズ:
- ハードチーズ(パルミジャーノ・レッジャーノ、グラナ・パダーノなど):熟成の過程でビタミンK2が生成されます。
9. プロバイオティクス(特定のチーズのみ)
効果:腸内環境を整え、消化をサポートする
特に多く含まれるチーズ:
- ブルーチーズ(ロックフォール、ゴルゴンゾーラなど):発酵過程でプロバイオティクスが含まれ、腸内フローラのバランスを整えます。
- ウォッシュチーズ(エポワスなど):善玉菌が含まれ、腸の健康をサポートします。
市販のチーズによく含まれる添加物について
市販のチーズには、品質の安定や保存性を高めるためにいくつかの添加物が使用されることがあります。以下に代表的な添加物とその役割、そして健康への影響について説明します。
1. 乳化剤
役割:水と脂肪を均一に混ぜるために使用されます。特に、スライスチーズやプロセスチーズなどの加工チーズに使われることが多いです。乳化剤を加えることで、なめらかな口当たりが得られます。
健康への影響:乳化剤は一般的には安全とされていますが、一部の人は胃腸に不快感を覚えることがあります。また、大量に摂取すると腸内環境に影響を与える可能性も指摘されています。
2. 保存料(ソルビン酸など)
役割:カビや細菌の繁殖を防ぎ、チーズの保存性を高めます。長期間保存できるプロセスチーズやスライスチーズに使用されることが多いです。
健康への影響:ソルビン酸は通常の量であれば安全とされていますが、大量に摂取するとアレルギー反応や皮膚のかゆみなどを引き起こすことがあります。敏感な人は注意が必要です。
3. 増粘剤(カラギーナンなど)
役割:チーズの食感をなめらかにし、粘り気を与えるために使用されます。特に低脂肪チーズやプロセスチーズに使われることが多いです。
健康への影響:カラギーナンは腸への影響が懸念されており、一部の研究では胃腸炎や腸の炎症の原因になる可能性が示されています。安全性については議論がありますが、過敏性腸症候群(IBS)の人は注意することが推奨されています。
4. 着色料(β-カロテン、アナトーなど)
役割:チーズに色を付けるために使用されます。チェダーチーズなどに使われ、見た目をより鮮やかにする役割があります。
健康への影響:天然由来の着色料(β-カロテンやアナトー)は一般的に安全とされていますが、人工着色料は一部の人にアレルギー反応を引き起こすことがあります。特に小児では注意が必要です。
5. 酸化防止剤(ビタミンC、EDTAなど)
役割:チーズの脂質が酸化して風味が変わるのを防ぎます。風味を保持するために使われることがあります。
健康への影響:ビタミンCなどの自然な酸化防止剤は問題ありませんが、合成の酸化防止剤(EDTAなど)は過剰摂取によって腎臓への負担やアレルギー反応を引き起こすリスクがあります。
6. 凝固剤(酵素、凝乳酵素など)
役割:ミルクを固めるために使われ、主にチーズの製造過程で必要な成分です。天然のものと人工のものがあり、チーズの種類によって使い分けられます。
健康への影響:自然由来の酵素は健康への悪影響はほとんどありませんが、人工的な凝固剤は加工食品に含まれることが多く、アレルギー反応を引き起こす可能性があると言われています。
7. 防かび剤(ナタマイシンなど)
役割:チーズの表面にカビが生えるのを防ぐために使用されます。主に表面処理として使われ、チーズの保存性を高めます。
健康への影響:ナタマイシンは消化管で吸収されにくく、一般的には安全とされていますが、過剰摂取や長期間の摂取が続くと抗生物質耐性の問題が懸念されることがあります。
おすすめの無添加チーズ15選
それでは、市販で購入することができるおすすめの無添加チーズを種類ごとにいくつかご紹介させていただきます!
<フレッシュチーズ部門>
CHEESE STAND 出来たてモッツァレラ 約100g
原材料:生乳(東京都産)、食塩
価格:760円
CHEESE STANDは、東京にお店がありますが、オンラインでも購入することができます!一度店舗に行ったことがありますが、新鮮なミルクで作られた種類豊富なチーズはどれも美味しく、まるで牧場に来たかのような気分になります。食べログでも人気のお店なので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
【SHIBUYA CHEESE STAND】
https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13142011/
花畑牧場 ブラータ~生モッツァレラ~ チーズ 70g
原材料:生乳(北海道産)、クリーム(乳成分を含む)、食塩、ゼラチン
価格:429円
ブラータチーズは塩味が少なくマイルドで癖のない味わいなので、食感が命と思っております。ブラータチーズを割った時の半熟のようなチーズがとろっと出てくる瞬間、なんとも言えない高揚感があります。単品で食べるより、サラダやピザのトッピングとして食べるのがおすすめです!
コストコ 花畑牧場 カッテージチーズ 13個入り
原材料:生乳(北海道産)、食塩
価格:978円
カッテージチーズはほろほろとした食感で、癖のない食べやすいチーズです。そして、チーズでありながら、低脂質なのが最大の特徴!ダイエット中の方でも安心して食べることができますよ。むしろ、高タンパクなので、積極的に取り入れたい所存です。個人的に、サラダに入れてナッツなど食感のあるものと合わせるのが好きです^_^
よつ葉 北海道十勝 なめらかクリームチーズ 100g
原材料:生乳(北海道産)、バターミルク(北海道製造)、食塩
価格:286円
クリームチーズはスーパーにたくさん置いておりますが、無添加のものは意外に多くない印象です。とてもなめらかなので、パンやクラッカーに塗りやすく、すごく使い勝手が良いと思います。お値段もお手頃なので、見つけたら即買い必須です。
オーム乳業 九州マスカルポーネ 500g
原材料:クリーム(九州製造)、脱脂粉乳、生乳、(一部に乳成分を含む)
価格:2,005円
<ソフトチーズ部門>
イル・ド・フランス ミニカマンベール 125g
原材料:生乳、クリーム(乳成分を含む)、食塩
価格:906円
カマンベールチーズの表面の白いものは、白カビですが、もちろん食べることができます。苦手な方は、外側を取り除いて、中の柔らかい部分だけを食べるのも良いかもしれません。個人的には、周りの固くなっている部分と中のとろっとした部分が合わさる感じがたまらなく好きです。罪深いですが、チーズフライにするのも美味しそう・・!
成城石井 熟成ブリーチーズ 180g
原材料:生乳、食塩
価格:862円
成城石井のブリーチーズは、180グラムで862円と、お手頃価格!成城石井はチーズの種類が豊富なので、無添加チーズを探している方はぜひチェックしてみてください^_^
イゴール ゴルゴンゾーラ ピテ 160g
原材料:生乳、食塩
価格:960円
青カビが筋状に入っていて、なめらかでほどよい青カビの刺激があります。青カビチーズは、見た目のインパクトからも苦手な人が多いかと思います。私もそこまで多くの種類を食べたことがないのですが、香りが強くて、塩分を強めに感じる印象です。単体だと味が強いので、クラッカーなどに薄く乗せて食べることが好きです。ちなみに、なぜこのカビが食べられるのかというと、本来カビが発する有害物質がありますが、チーズに含まれる成分が消してくれるからということです。チーズは本当に面白い食べ物ですね。
ルクロン
原材料:生乳、食塩
価格:1,242円
エポワス ド ブルゴーニュ AOP 250g
原材料:牛乳(生乳)、食塩
価格:3,618円
<ハードチーズ部門>
フェラリーニ パルミジャーノレジャーノ 180g
原材料:生乳、食塩
価格:1,393円
東京デーリー チーズチップス パルミジャーノ・レッジャーノ
原材料:生乳、食塩
価格:354円
東京デーリー チーズチップス 熟成チェダー
原材料:生乳、食塩
価格:354円
チェダーチーズには、レッドチェダーとホワイトチェダーの2種類があり、ホワイトチェダーの方があっさりとした味わいとなっております。
そのまま食べるおつまみチーズとしてはホワイトが適していると思います!
成城石井ゴーダ 200g
原材料:生乳、食塩
価格:538円
熟成が若いものは癖がなく、サンドイッチなどにも使いやすいです。成城石井のゴーダチーズは本場オランダ製造のチーズで、本格的な味わいです。
スプリンツAOC 100g
原材料:牛乳、食塩
価格:1,711円
まとめ
いかがだったでしょうか?
チーズはその製造方法により、種類が多くあり、個性豊かで面白いですよね!
みなさんが食べてみたいチーズが見つかれば、なによりです。
栄養たっぷりで、おやつやおつまみとして最高のチーズですが、市販のチーズには添加物が含まれていることも多いです。また、塩分を控えている人は食べ過ぎには注意しなければいけません。
美味しいチーズを健康的に取り入れて、ヘルシーな生活を送りましょう。
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